エンジニアカフェのやつ
しんどくなってきたな… あと一回… やはり立地がな…
iPhone、コードからうまく充電ができなくなってきた。安静にしていればできる時もある。 MagSafe経由の方がむしろ安定して充電できるので、最近はもう基本そうしてる。
これでAirPodsもiPhoneも充電できるし、ルビー会議のような電気をたくさん使うイベントでも安心できそう。ウッ、絶妙な値段。。
pplog で話したことを考えている。 職業人としてのモデルをどうしても父で考えてしまう。父は欄間職人をしており、また兄は日本画を描いている(描いてるのかな?)ので、ものづくりのベースがそこに行き着いてしまう。 彫刻、日本画、ソフトウェア、それぞれ基本的には一人で作れる。 美術的な作品というのは面白いもので、価値の出し方はstaticなものなのかなと思っていて、例えば100年前に作られた絵があって、100年間誰にも顧みられなくて、その絵をたまたま今僕が見て素晴らしいとか、心に残ったら、その絵はそれで価値があったと思って良いだろう。 岡崎立さんという、父の友人で随分前に亡くなられた画家がいるが、岡崎さんは有名というほどではないだろうけど、彼の遺した精緻な鳥の絵は僕が見ても心の動くものだし、何より父にとってはさらに違った意味を持つものなのだろうと思う。 父が作った彫刻がいくつか家に転がっているが、僕にとっては「えも言われぬ良さ」を持ったものであることに間違いはない。同時に、たとえば全然知らない誰かの作品を、たまたま見て、えも言われぬ良さを覚えるということもある。
一方でソフトウェアには基本的にそういう性質はない。 ソフトウェアの価値はdynamicというか、それ自身にあるとは考えにくく、道具として使って人に役に立つという形で価値を与える(道具的価値)。 道具自身に価値があるかは非常に難しくて、有名な議論は柳宗悦から始まる民藝、日々の生活の道具にそもそも美がありますよねという話もあるが、しかしソフトウェアは手触りや形すらない。 ここにおいて、100%自分の求めるものでしかないソフトウェアは、ほぼ価値(効能、と言い換えるか?)が生まれないということになろう。ソフトウェアは頭の中にあるという言い回しがあるが、100%自分の求めるものでしかないソフトウェアであれば、もしかしたら自分の頭の中にしかないかもしれない。そうすると他の人にとって不可知という他ない。 多くの場合、たまたま自分の問題ドメインが、他の誰かの問題ドメインとまあまあ一致して、他の場面でもソフトウェアを使うことができて何かしら価値は生まれるわけだが、「たまたま」に頼り続けていることで作り手は満足するのだろうか。
あるいは手触りや形をソフトウェアに求める向きもあると思う。僕はパタンランゲージ周りの議論、あえて避けてるんだけど、まあそういう...。
ということでソフトウェア作りでは「誰か(できれば、多数の人の共通)の問題ドメイン」を追いかけることになる。 顧客に価値を、とかユーザーディープダイブみたいなのはソフトウェア自身の性質からくる本質的課題に起因していると思った。
じゃあ自己満足のソフトウェアは結局何なのか、については特に自分でも結論はないが、気が向いたらまた書く。
東京行って戻って、実は今週はエンカフェ案件もあり、しかもまた金曜から東京ですということで普通に忙しい...。 tokyo12は終わった、プロポーザルは出した、ちょっと社内ブログ残ってる、そして本業のフィーチャ開発が結構序盤の山場という感じでハード...。 東京では来月から異動の上司にお土産も渡さないとなあ(探すところから)。
でもまあなんかこう、忙しくしてる方が色々考えなくて済んでいいのかも...。
tokyo12では、どっちかというとネガティブフィードバックというか、正直あまり理解していないruby.wasmの質問だけがきて、しかも非同期周りという、Core WASMの部分とは関係ない箇所で、それこそ実装やランタイムによる箇所で別に自分の知識も使えなかった。。 また悔しい体験をしてしまった。 しかも動転して名前とか聞くの忘れちゃったので後で調べてフィードバックもできないなあ。 僕がやってることとruby.wasmとの違いの解像度がないのは、それはそうなので、「ユーザの声」って感じ。こう、VMの仕組みとかはユーザには関係なくて、もっと泥臭くて正直面倒な箇所をちゃんとやらないと使ってもらえるOSSになったり、貢献できないよなって思った。なのでまあ自分のPJ(bonsai)はPJとしてよりメジャーな活動にも向き合うべき。 ただ、もうWebAssemblyは原理原則をかなり掴めたし、JavaScriptもだいぶできるようになった気がする(気がする)ので、そろそろ向き合うか...。ってなった。 あわよくばコミッタに、とかそういう邪心は捨てましょう。でもまあ、普通にちゃんと触って便利そうに出来とこを直したり、kateiさんなどに質問できるようになろう。
上のようなことは、sylph師匠やyancyaさんとの不毛な深夜の会話(@川崎ニュー担々麺)の中で拾った宝石のような感じで、思ったことでもあった。