I want a range life...

吉田達也氏

20代の頃下北沢で見たバカテクのドラマーのインプロビゼーションにここをを打たれたのだが、誰だったか思い出した。吉田達也氏であった。

20代の頃は難解なインディーズ音楽ばかり聴きに行っていた。京都でボロフェスタがあってて、PARAが出るというのでわざわざ観に行ったり、あとなんかneco眠るとかボガルタとか冷静に考えたら全然わからんような関西のバンドを追ってたな。スギムさんもちゃんと生出演見たことあります。 東京の方は、箱庭の室内楽という難解ジャンルの掛け算みたいな変拍子バンドがとにかく好きすぎたので、それ以外をあまり覚えていない...。あ、NATSUMENは一度だけなんとか見れた。とにかく感動した。

しかしバカテクを見るんならジャズ、というか究極クラシックの演奏に行き着くに決まっているんだがそうはならず、しかし何かしらの「今・ここ」を求めて下北沢や青山に行っていたのだろう。 そもそも論、やりたいことに対してそんなに演奏が上手いわけではない場合があったが、複製可能媒体(CDやビデオ)を経由していないところに何かを感じていたのだろう。というかインディーズなので、複製可能媒体に載せるためのコストを **逆に支払えない** のだが、しかしそれによって、ライブ演奏をしてアウラ(かそれ以外の何か)を撒き散らす以外の選択肢がなくなった。 当時の僕は「ライブ」=「真正なもの」と感じていたのだろう。neco眠るのCDはもちろんその場で買ったんだけど、その音源を日頃聴いていたかというとって話。

ところでベンヤミンを読もうと思ったけど、難しかったすというメモ: