(ソフトウェア)エンジニア、2タイプのスライダーではなく、3タイプあるのでは→いやもっとか?
よくあるエンジニアさんの指向性で、「プロダクト指向」と「技術指向」という対立軸が言われる印象がある。あるいは「技術は目的」とか手段とか。 ちゃんと考えるとこういう簡単なスライダーでもなくね?と思えてきたのでメモしておく。 具体的には「技術指向」、というかプロダクトを出して仕事の課題を解決することより別のことに熱量がある人という感じだけど、これが2種類あるように思えていて。 一つはそもそも「モノづくりが好き」というタイプで、具体的にはOSSをたくさん書いて出すとか、ちょっとしたwebサービスを自作して公開するのが好きとか、技術検証が好きとかそういう感じの人たちがいる。 この「モノづくりが好き」というタイプはそもそも実は広義のプロダクト寄りという気もしていて、顧客が世の中の人なのか自分なのか、という軸な気もしている。 で一方で、「技術のおたく」というか、技術を調べて身につけること、学ぶこと、知ること自体が好きというタイプもあると思う。Linuxカーネルとかネットワークとかすごい詳しい感じ? かつ、実践より理論を重視というか、手を動かした数倍〜数十倍は知識を得ている傾向がありそう。 いわゆるラーニングアニマルというのもこのタイプかなあ。
あと、satさんの表現の「問題解決より深掘りを優先する人」というのはこの文章の「技術のおたく」が一番近いようにも思う。で、問題解決/深掘りという軸を導入した場合、実はその軸だけで説明できる気もしてきたお...。
いずれにせよ思うのは、「プロダクト指向」と「技術指向」という対立軸は取扱注意な感じはある。 上で色々演繹してみたけど、「プロダクト指向」と「技術指向」という軸があると考えるより、お仕事上である課題があって、それにどれくらい熱量があるか、あるいはどういう経路でその課題にアプローチするか、ぐらいの違いでしかないのではと思えてきた、。
なお僕は、プロダクトや顧客にも向き合いつつ手も動かしつつ問題解決しつつ技術的深掘りも全部やりましょうと思うけど、まあ傾向や好みがあるのはそうなので...。